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【人気急上昇中!!】ダークなボカロ発アーティスト「キタニタツヤ」その魅力と変遷を解説!

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(2022年5月20日一部修正しました。)

お久しぶりです。findmanです。
さて、早速なんだけど「キタニタツヤ」というアーティストを知っているだろうか。実は彼は今、放送中の「ゴシップ」というドラマの主題歌を務めている、最近人気急上昇中のアーティストなんだ。

ということで、今回は俺の推しである「キタニタツヤ」のことを、最近ファンになった方から「こん谷」時代の古参までも楽しめるように解説していきたいと思う。

タニタツヤの概要

現在アーティストとして人気沸騰中の「キタニタツヤ」なんだけど、彼は自分自身のシンガーソングライター活動にとどまらず、様々な活動を行っている。

たとえば、「星街すいせい」というVtuberに楽曲提供をしたり、ベーシストとしてヨルシカで活躍したりとか。

また、彼の曲には「社会の負の面を書き記す」という特徴が多いんだけど、彼の人間性は真逆。

毎週末にYoutubeライブ配信をしてるんだけど、そこに出てくるキタニタツヤはシモネタ好きのゲラで、陽キャ感が溢れ出ている。

(切り抜きはコチラ)

youtu.be

そんな様々な面が見える彼を、今回は解剖していこう。

 

ボカロPからメジャーデビュー

では、まずキタニタツヤの経歴を見ていこう。

小学生の頃から様々な曲を聞いて育ち、中学卒業時にベースを購入するところから彼の音楽史がはじまる。

高校生になると、「羊の群れは笑わない。」というバンドを一人で結成し、ライブでは打ち込みのドラムやギターを用いて、自分はベースボーカルとして活躍。

その後、キタニは東大文学部に合格。死ぬほど賢い。ここでの経験が今の作詞に生かされてれるのだろう。

そして、大学在学中に「こんにちは谷田さん」という名義で、ボカロP活動を始め、「悪魔の踊り方」や「夢遊病者は彼岸にて」といった曲を中心に、人気を集める。

かく言う俺もSkip-Aという推し歌い手の「悪魔の踊り方歌ってみた」をきっかけにキタニを知れたから、ボカロP時代の曲も今のキタニを支えているのだろう。プロセカにも収録されてるし。

その後、2018年頃から「キタニタツヤ」名義でシンガーソングライターとして活躍し、現在に至る。

 

現代社会の闇を晒しだす楽曲

キタニタツヤのインタビュー公開。矛盾に満ちた人間の愛すべきコントラストを描いた、混沌の時代に希望へと導くニュー・アルバム『DEMAGOG』を8/26リリース

さて、次はキタニタツヤの醍醐味である楽曲についての解説を。

ボカロ出身系アーティストの中でも、出たがりだったり、陽キャだったりとかなり特異な存在なんだけど、それは楽曲の方向性に置いても同じ。

キタニはかなり攻めた曲を作っている。てことで、今回は俺の好きな曲を例としていくつか取り上げながらキタニの曲の方向性を見ていこう。

 

悪魔の踊り方「他人に踊らされるな」

www.youtube.com

ボカロP時代からのキタニの代表曲。

PVを見てもらったらわかると思うけど、特にサビの部分とか「歴代首相の顔がくり抜かれた写真」が使われてて、映像を含めてかなり攻めているのがわかるよね。

じゃあ、この曲は「政治批判、社会批判」なのかと言われると、そうではない。

「神」というみんなが信じているものを盲目的に信じるという行為を「神とやらに惑わされるなよ」と批判し、自分で判断ができるようになるという状態を神に反逆することから「悪魔」と読んでいるのではないか。

人々が思考停止し、大きなものに扇動される、そんな状況を危惧した曲ではないかと俺は考えている。

 

デッドウェイト「期待や責任は時として人を圧し殺す」

youtu.be

神曲。マジで。とりあえず聞いてみて欲しい。特に二番目のサビのあとの「優しい人であれと」からがホント気持ちいい。

それはともかく、この曲では他人からの期待や責任に答えようとするが、その重さに耐えられなくなっていく様子が書かれている。

特にサビではそこの描写が鮮明で、原文は以下

どれだけ背負えば終わり?
数えていたらキリが無い程
数多の呪いが纏わりついて
否定も肯定も同じ
真綿で首を絞めるように
少しずつ僕の心臓が軋んでいくみたいだ

「真綿で首を絞めるように」という詩的な表現が本当に素晴らしい。

また、2番サビ後の歌詞がこの曲の醍醐味だと思う。

「優しい人であれ」と明日の僕を見張って
「お前には無理だ」と昨日の僕を見限ってきた
傷口に膿が溜まるような
数多の呪いで心臓が潰されていくんだ

特に太字で示した部分はすごい心に刺さって、こういった生き方をしている人も多いはず。

 

タナトフォビア「死はかならず来る」

www.youtube.com

ブリーチ原画展である「BLEACH EX.」に使用されている曲。

ただただかっこよくて死ぬんだけど、歌詞の意味の考えていく。

この曲では、「死から目をそらさず、死ぬまで精一杯生きろ」というメッセージが感じられる。

1番と2番のサビの歌詞は以下

歓べよ!
きみの愛した世界も
この街の誰も彼も、死に向かう人々
踊れ!
その歓び平らげるまで
恐れ、嘆きながら、受け入れればいい
塞がれていた地獄の口が開く音が 
鳴き止んだ後に、何が残るというの?

 

日常の続きの永遠の蛇足に
きみは目を背けて忘れたふりをした
そこで待ち構えるニル・アドミラリ
抜け落ちた何かに渇き飢えるだろう
塞がれていた地獄の口が開く音が
鳴き止んだら、きみはきっと泣けもしないぜ

死というものは誰にでも来るものだから、そのことを忘れず今をめいいっぱい生きる大切さが伝わる。

 

2022年は飛躍の年に!

キタニタツヤ「配信シングル「冷たい渦」」2枚目/3

では最後にキタニタツヤの今後についてみていきたいと思う。

2021年は4ヶ月連続シングルリリースから始まり、アニメタイアップ、そしてブリーチ原画展とのタイアップなど、活動が活発化してきたけれど、それが2022年では更に増すと思われる。

現時点で、「ゴシップ」というドラマで2曲をタイアップで提供してるし、更にココから何かあれば、今年の紅白も夢ではないだろう!

てことで、今年の大晦日はこたつに入りながらキタニの歌唱が見れることを信じて。

じゃ。

 

参考、引用、画像借用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%84%E3%83%A4

https://saluteproject.com/2019/03/17/post-2704/